上手い下手より本気でスポーツを楽しめるか

2021.02.08

小坂 恒平KOHEI KOSAKA

所属:ヒマラヤ 商品本部 新規開発チーム、STYLE & PLAY GREAT YARD
専門:野球、スノーボード、ランニング、ヨット、サーフィン
スポーツ歴:野球32年、スノーボード25年、ヨット・サーフィン(大学4年間)、ランニング半年

自身で「体験」、そして「仲間」と「共有」

私にとってスポーツでの重要なキーワードが3つあります。「仲間」「体験」「共有」です。
スポーツの楽しさは、まず何より自身で「体験」をすることだと思います。そのスポーツを実際にやってみることで、どんな楽しみ方があるのかを感じ、それを他の「仲間」と「共有」することができます。さらにスポーツを通じて、どうすればさらに楽しくなるかを仲間と考え、それには何が必要なのかも考えます。

体験しなければそれは嘘になってしまいます。楽しいことであれば、「仲間」は他のみんなにも伝えるだろうし輪は広がります。上手い下手よりも、いかに本気でそのスポーツを楽しめるか?を感じとることが重要だと思います。それができれば必然と広がっていくと思います。

仲間とのスポーツを通じた時間の共有

現役時代は、日々努力を積み重ねていき、結果が出た時は最高に楽しい瞬間なのですが、現役を離れた最近は少し変わってきました。草野球の試合を終えて、帰りに居酒屋でビールを飲みながら、試合の反省や道具のこと、プロ野球について話をする時間。スノーボードのリフトやゴンドラの中での会話。行きの車やサービスエリアでの会話。帰りの温泉など…。スポーツでできた「仲間」とその時間を「共有」することが最高の瞬間かもしれません。

オシャレなスポーツウェアを着て街にでることは機能的で楽しい

この数年は、仕事柄もありスポーツウェアの収集に興味を持っています。特にスポーツ×ファッションのスタイルに注目し、スポーツブランドとファッションブランドがコラボしたアイテムを収集しています。

こうした場合、スニーカー収集が通常路線なのですが、僕はスポーツ素材を使用したファッションアパレルの世界にすっかりハマってしまい、相当数を集めています。さらにそれでは物足りず、スポーツ素材を極めるべく勉強を重ね、繊維製品品質管理士という資格を取得しました。

今年はその資格の更新試験があったのですが『スポーツウェアの素材と人々のライフスタイル』というタイトルで論文を作成し、無事に更新できました。昔はスポーツ素材やスポーツウェアは、普段着るにはダサいイメージだったのですが、最近は「アスレジャースタイル」や「スポーツブランドMIX」などと呼ばれ、多くのコレクションブランドもスポーツブランドを起用するまでに確立されてきました。
オシャレなスポーツウェアを着て街に出ることが、機能的かつ楽しいことだと、多くの方と共有できる様に発信していきたいなと思っています。


最近はまっていること

ランニングです。元々は、健康診断での数値が悪くなり始めていたのと、美意識向上としてダイエットの為に始めました。週に2~3回、10kmをコンスタントに走っています。ペースとしては、5分半~6分/kmのゆったりとしたペースで、ファンランを続けている感じです。この走るという行為にマイナス面がひとつも無く、メンタル面にもフィジカル面にも確実にプラスになっています。健康診断の数値も改善しました。特にオススメなのが早朝ランで、頭がリフレッシュされ、血流が一気に上がるからなのか、新しい仕事のアイディアや自分の想像以上の事が、頭に浮かんでくることが多くあります。走っている時は浮かぶのですが、いざ走り終わると忘れてしまうことがあり、最近では、走る前にメモ帳を家のテーブルに用意して、帰ってきたらすぐにメモできるようにしています。ランニングで自分の人生にプラスになることが増えたので、今後も続けていきたいと思います。皆さんも機会があれば、一緒に走りましょう。

新業態チームに関わってくれたメンバーに感謝

2016年にスタートした「新業態チーム」でスポーツ×ファッションの新しいブランドを作りました。作成したコンセプト資料を様々なスポーツメーカー、ファッションメーカーへプレゼンしました。会社の数は100社を余裕で超えていたと思います。店舗のオープンが近づくにつれ、仲間が増えました。社内、社外からも問わず、チームは人が増えました。プレッシャーと焦りを感じ、自分の理想のチームに近づけるため、毎日毎日、怒鳴り散らかし、厳しくチェックし、自分にとっての理想の管理職を全うしているつもりでしたが、当然、周りからは煙たがられてしまい、完全に孤立し、悩んだり模索を続ける日々でした。それを見かねた先輩や部下が、正直に話してくれたり気遣ってくれたりとずっと支えてくれました。チームに関わってくれたメンバー全員に今は感謝でしかありません。様々な経験を一緒にしてきた今のメンバーも昔のメンバーも、家族の様に思っています。