スポーツの快感を求めてオーストラリアへ

2020.12.21

南波 健一KENICHI NANBA

所属:ヒマラヤ 販売チャネル統括部お客様サービスチーム
スポーツ歴:幼少~学生時代:水泳、テニス、スキー、卒業後:サーフ、テニス

ボディボードで世界を見るため仙台から渡豪

25年前、杜の都仙台の海で、日の出前から波乗りして出勤するのがルーティンでした。真冬の海は想像を絶するほど冷たい!それでも納得いくライディングが出来た日はテンションが上がり、ナチュラルハイで仕事するのが“快感”でした。毎日天気図をながめて明日はどこのポイントでいい波立ちそうとか、どうみても波がないのにサーフポイントを回り、ヒザ波でもいつか上がるでしょっ・・と根拠のない期待で暗くなるまで海に入ってましたね。波のコンディションがいいときは車のヘッドライトで海面を照らし、湘南から仙台まで台風を追っかけてサーフトリップもしました。休日は、カリスマだったマイク・スチュワートのビデオで仲間と繰り返し見て研究し、自分のライディングに一喜一憂してました。

そして本気で「ボディーボード」で世界一を目指そうと、仕事を辞めて単身豪州へ渡りました。ボディボードをよく知らない周囲から「ビート板みたいなので遊ぶやつだろ?」って揶揄されたのを今でも鮮明に覚えています。仙台で少しだけ有名になっただけなのに、何故か怖いものナシ! “快感”だけを求めて、世界を見てみたい!!!オーストラリア行きを決意したわけです。

大自然タスマニアのトレッキングで人生一番の景色

オーストラリアでは鉄道やヒッチハイクでラウンドしていました。タスマニアでのファームステイ中、登山とかトレッキングとか全くのド素人だった僕でしたが、興味をそそられ入山したのが、タスマニアを縦断する全長65㎞「オーバーランドトラック」。今思えば無謀以外何物でもありません。案の定、波乱万丈が待ち受けていました。持参した大事な食料は2日目の夜に、タスマニアデビルに半分以上奪われ常に腹ペコ状態に。いつ出没するかわからないカモノハシをカメラに収めたい一心で、2日間テントで待ち続け、雪も積もり寒さと戦い続けました。雨でくるぶしまで泥に埋まりシューズが完全に走破性を失いながらも、自分自身を励ましながら最後に登ったクレイドルマウンテン山頂から眼下に広がる景色は、幸運にも好天に恵まれ、僕のこれまでの人生で間違いなく一番の景色、まさに“快感”であったことは間違いありません。

読書の時間が増え、新しいジャンルを読むことも

最近はコロナ禍ということもあり、読書の時間と幅が増えてきました。
最近最も興味深く読んだものは「遺伝子―親密なる人類史」(シッダールタ・ムガシー)」。「遺伝子」という言葉だけは知っていても殆ど未知の分野でしたが、日常でもそれ遺伝だよ!とか、スポーツ界でもトップアスリートの子は遺伝的にも・・などと言われたりしますよね。本書は「優生学」といった専門的な要素も含まれてますが、「遺伝子操作」や「ゲノム解析」など、巷のニュースでも耳にする内容も多く、「遺伝子」について考えてみるきっかけになってとても興味深く感じました。他にも、「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ)や「ザ・チーム5つの法則」(麻野耕司)、「ティム・クック」(リーアンダー・ケイニー、 堤 沙織)、「1兆ドルコーチ」(エリック・シュミット, ジョナサン・ローゼンバーグ)など、直感でおもしろそう~と思った本は新しいジャンルでも読んでみるようにしてます。


お客様サービスセンターはどんな部署?

成長を続けるEC市場でお客様に安心してお買い物して頂けるよう、ご購入のビフォア&アフターを全力でサポートする部署ですね。僕は約20年間PB商品の開発を経験し、今はお客様サービスチームでお客様の行動や心理をリアルに感じています。この部署の業務は多岐に渡りますが、EC受注管理と問合せ対応が業務の柱となっています。僕自身もネット注文して届いた商品の梱包状態が悪かったり届くのが遅かったり不良品だったら、本当に残念な気持ちになります。クレーム対応次第ではそのショップで二度と買い物する気になりません。
多様化しているお客様の声を真摯に受け止め、一人一人と柔軟に対応することでヒマラヤファンになって頂けるチャンスが広がります。いつでもどこでもだれでもストレスフリーでお買い物ができる、 “サービス品質の向上” が至上命題だと考えています。未来のカスタマーサービスは“コストセンター”から“プロフィットセンター”であるべきです。不透明な環境下ですが、お客様の求める本質は変わりません。お客様にとって必要不可欠なコンシェルジュのようなプロフィットセンターを目指したい。多くの情報が集まるカスタマーサービスは新しいモノやサービスを創造する、まさに聖地と言える場所、これまでの仕事を振り返れる場所でもある。ここから新しい商品やサービスが生まれれば、ヒマラヤの新たな強みになると確信しています。

最近興味をもっていること

長男が今年中学生となりハンドボールを始めました!これからスポーツと共にどのように成長していくか?親としても楽しみでなりません。
僕自身も生涯楽しめる何か新しいスポーツを始めてみたいですね。