父と娘のトライアスロン
子どもの頃、兄の影響でトライアスロンを始めました。父がコーチとなり、「やるなら1番を目指しなさい。自分で頑張ったといわず、頑張ったねと言われる努力をしなさい。頑張ったかどうかは自分ではなく見ている人が感じることだから。」という教えのもと、水泳もランニングもバイクも毎日のように泣きながら練習していました。
小学校2年生の時に出場した大会では、バイクで転倒。ロードバイクはシューズとペダルがくっついた形のものだったので、足をつけられずそのまま横へ倒れてしまったんです。それでもリタイアせずに2位でゴールしました。競争も苦しいことも嫌いで、勝ちにこだわるタイプでもなかったのですが、途中で止めない根性だけはあったんだと思います。
小学6年生になった時、父と「トライアスロンをやめる時は男女総合1位を取ったら」という約束をして、無事1位を獲得したのでその後の試合も全て棄権し、きっぱりさっぱり辞めました。父にとって私がやめた時の潔さは想定外だったらしく、オリンピック選手になってほしかったとその後もずっと言っていました。
きっと1位というのはひとつの例えで、やりだしたなら全力で努力する事、やり切ること、辛い事から逃げて終わることのないように、と教えてくれたんだと思います。
大会などで色々な場所へも行けて、諦めずやり遂げる精神力が備わり、やりたいと言った子供の一言に全力で応えてくれる両親には本当に感謝しています。そうした経験は何より価値があったと思いますし、これからも何事も人との繋がりが大切で、周りへの感謝を忘れないことを大切にしたいと思っています。
なりふり構っていられない瞬間を共に過ごした仲間と
スポーツをすることで出会えた人がたくさんいます。トライアスロンのおかげで日本全国で出会えた人たち、部活動で長い時間を共に過ごした仲間。辛く苦しい思い出は今思い返せば濃く、楽しい記憶です。なりふり構っていられない瞬間を共に過ごしたので、余計な見栄もなく自分を隠す必要もありません。悩んだことも最後には笑い話にできますし、1人ではなんでもないことも仲間がいると楽しかったり、刺激を受けたり…と、彩られていきます。そんな友達と今もつながっていることは大きな財産です。
海外の見知らぬ土地で生活した時も、やっていたスポーツの話題で意気投合できたり、友達になるきっかけを作ることができました。スポーツを通して出会った友人のおかげで様々な場所へ行けたり、知らない世界を知ることができたり、思い出ができたりして自分の心や生活を豊かにしてくれる。スポーツにはそんな魅力がたくさんあると思っています。
そして、昔を思い返せばそれ以上に苦しいことはなかなかないので、ある程度の忍耐はついていることを大人になって実感し、スポーツをやっていてよかったと感じます。
プレーしているからこそ分かる“良いウエア”を楽しむ
スポーツするとき、誰かの応援を力に変えて、いつも以上のパフォーマンスができることがあります。日頃の練習、努力を自分のプレーに反映させて、今までできなかったことを成し遂げられることもあります。これはスポーツを実際にプレイした時にしか体験できない魅力だと思います。もちろんスポーツ観戦も皆で一喜一憂しながら一丸となることができる素晴らしい体験だと思います。
そしてファッションを楽しめるという魅力もあるんです!それぞれの競技で“良いウエア”の定義は様々です。時代とともにサッカーも野球も水泳も、求められる素材もかっこいいと憧れられるデザインも全く違うのではないでしょうか。全ての人が同じように感じるのではなく、その世界のスポーツをプレーしているからこそ分かる“良いウエア”を着こなせる、それを体感できる、楽しめることも私にとってもスポーツをする魅力の一つです。
最近はまっていること
今の趣味は色のトーン表を見る事と、好きなブランドのコレクション、ルックを見る事です。今期はこんな色だとか、モチーフ、パターンがどうか等お洋服を見て、合わせるものや自分が着るなら…と想像したり、調べては、わくわくしています。
そして色についても、どの辺りのトーンなのかや何色が混ざったのか…という単純で奥深い色の世界が大好きです。ちょっとオタク気質かもしれません。
STYLE & PLAY GREAT YARD ってどんなお店?
SPGYの店舗での特徴は、インバウンドのお客様が多いことです。表参道という立地上、近隣にお住まいの方よりも観光で訪れてくれるお客さまも多く、入社時はできなかった英会話が、働いて接客をしているうちに話せるようになっていた…なんていうアルバイトスタッフも多いです。
そしてこのチームの1番の特徴は、新しいことが多いので、誰かに教えてもらう、待つ、という受け身の姿勢ではなく、自ら行動し学びに行かなければならない積極性とチャレンジ精神が重要なことだと思います。やったことが無いという事でも、自らできる限り素早く取り組んでみる、その結果から次に繋げ、また挑戦してみる、と繰り返していくことが必要ですし、日々学べる環境です。