小森一輝です。
ご存知の方が多いと思いますが、
僕はヒマラヤ創業者である小森裕作の長男です。
創業者の息子ということで、いろいろな方との会話の中で、
こんな前置きをされることがまま、あります。
“小森さんはヒマラヤの経営者であり、
創業家出身でもあり、株主でもあるから”
また、稀にですが、こんな言い方をする方もいます。
“オーナー企業のメリット、デメリットをどう考えるのか?”
“オーナー企業のままで良いのか、悪いのか?”
僕は正直、こうした問いかけにはあまりピンとこないし、
この手の話は興味がないから、だいたい受け流してます。
僕は、いつでも直球勝負、ひとつのことに時間を掛ける、
器用かと言えば決してそうではない、むしろ不器用。
そんなタイプの人間です。
良く言わせていただけるのであれば、
自分が選択したことは出来る限りやり切ろうとします。
ずる賢くやることも得意でないし、
ましてやサボることで感じる罪悪感に耐えられない人間です。
だから、上に書いたようなことを言われてもピンとこないんです。
仮に僕の立場が違っていても仕事に向き合う姿勢は変わらないんです。
創業家出身であるとか、株主であるかとか僕にとって、
本当にどうでもいいことなんです。
ただその一方で、そんな僕の心に引っかかってきた言葉があります。
“創業者の息子である小森一輝は逃げられないし、逃げない”
正直に言ってしまうと、ヒマラヤでなにかひとつやり切ったら脱出して、
他の仕事をやるのも良いなと考えたことが何度もあります、、、はい。
だから、“創業者の息子 = 逃げない”と言われても本当にそうなの、、、
そんな風にモヤモヤしていました。
もちろん、いまは違いますが、そう考えていた時の自分を振り返ると
“ヒマラヤをどうにかしないと”
“ヒマラヤを成長させないと”
“ヒマラヤを、、、”
と、自分がどうしたいのかの文脈が抜け落ちていました。
誰かの為にやっている、
そんな気持ちで仕事に向き合っていたのだと思います。
そんな風でしたから、上手くいかない時には不平、不満を、
限られた人にではありますが、漏らしもしました。
いま思うと、潔くないし、ものすごくカッコわるいことをしてしまったと
大反省しています。
でも、今の僕には野望があります。
それは“世界一のスポーツの伝道者となる”ことです。
ヒマラヤの新しいVisionであり、僕のとことん追いかけてみたい夢でもあります。
これが僕の夢だと思えた瞬間から僕は変わりはじめたと思っています。
ヒマラヤを、、ヒマラヤを、、、と、どこか距離を置いていた自分でもなければ、
不平、不満を漏らしていた自分、あわよくばいつか脱出と考えていた
自分とは全然違います。
そう、全然違うんです。
Hi
I, Kazuki Komori, am a son of the founder and CEO of HIMARAYA.
People usually talk good and bad side of a family-owned company. Some people even remark my root and fact that I am a share holder of HIMARAYA before starting a conversation. These things do not matter how I face my job at HIMARAYA or anywhere else. That is simply because I just want to do my job in a right way.
However, there was a phrase which stuck in my mind for a long time.
“Kazuki Komori cannot and will never give up on HIMARAYA business.”
Well, I have thought of quitting my job a couple of times.
As traditional retail business overall struggles from the dynamic changes in the market, I have always tired to put my best effort to keep HIMARAYA on a right track. However, it felt more like I was doing it for HIMARAYA or someone else. This is the reason why I was fine with quitting my job. I wasn’t doing it for myself.
Do it for yourself.
That is what I have learned, and this will make a significant difference in what I do and how I do in my job at HIMARAYA.